髪はどれくらいの期間で抜ける?【わかりやすいヘアサイクル解説】
生えた髪は一体どれくらいの期間で抜けるのでしょうか?
私たちの毛髪は一度生えたからといって、一生抜けないで伸び続けることはありません。生えてもある程度伸びたら、そこで抜けて、しばらくするとまた新しい髪が生えてきます。
そのような周期を私たちが活きてる間に何度も繰り返すのですね。そして、その繰り返しのことを『ヘアサイクル』と呼びます。こちらのページでは、ヘアサイクルの流れを図を使って、時系列で分かりやすくお伝えさせていただきます。
髪の成長の流れ
先ほどお伝えしたように私たちの毛髪は、生え始めから抜けるまでが生えて抜けてのサイクルを何度も繰り返します。※以下に示すのがヘアサイクルの流れの図です。頭皮や髪が健康な状態なら、たとえ髪が抜けたとしてもそこから新しいものが生えてきて成長と脱毛を繰り返します。

またへサイクルは大きく分けて3つの期間に分類することができるんですね。そして、それら3つの期間を成長期、退行期、休止期と呼びます。それぞれの特徴と期間は次のようになります。
成長期(図中の1、2、3)

期間:およそ3年から5年
特徴:この期間の特徴は、毛母細胞が細胞分裂を繰り返して、髪がどんどん伸びていくことです。期間も長くて男性の場合、およそ3年から5年が成長期にあたります。
ちなみに女性の場合、成長期が4年から6年と男性よりも少し長いです。
退行期(図中の4)

期間:およそ2週間
特徴:成長速度がゆるやかになり、抜けるための準備をする期間です。毛母細胞の分裂回数も減ってくるので、髪はほとんど伸びなくなります。成長期と休止期の橋渡し的な期間とお考えください。
休止期(図中の5、6)

期間:およそ3ヶ月
特徴:休止期に入ると髪の成長が完全に止まり、すぐに抜ける状態になります。しかし頭皮や毛髪が正常の場合、休止期に入ったとしても、同じ毛包から新しい髪が育ってきます。そして新しく生れた毛が成長期に入り、新たなヘアサイクルを形成することになります。
以上がヘアサイクルの流れです。
それぞれの期間を合計してみると3年から5年程度になるので、その周期で私たちの髪の毛は完全に新しいものに生え変わります。また人間の毛髪は毛包ごとにヘアサイクルは異なりますので、一斉に全部の毛が抜けるわけではありません。
それぞれの期間の割合はどれくらい?

しかし、薄毛が進行してくると成長期の髪の割合がどんどん減ってきます。つまり、通常は3年以上ある成長期の期間が短くなるんですね。この症状が薄毛であり、いわゆる男性型脱毛症(AGA)と呼ばれるものです。
つまり薄毛を解消するためには、毛髪にしっかりと栄養を与えて、成長期の髪を抜けないように育てることが大切なんですね。育毛は治療よりも予防が大切であると言われる理由がここにあります。
当サイトでは正しい育毛方法もご紹介していますので、あなたの成長期にある髪をしっかりと育てるためにその情報がお役に立てば幸いです。
以上、ヘアサイクルについてお伝えさせていただきました。